【ふじいゼミ】 OK牧場「I’m OK! You’re OK!の考え方」 〜 交流分析士インストラクター 中山瑞枝 先生【特別講義】 京都ユースオフィス

【ふじいゼミ】 OK牧場「I’m OK! You’re OK!の考え方」 〜 交流分析士インストラクター 中山瑞枝 先生【特別講義】

日時 2018年4月17日 カテゴリースタッフブログ

みなさんこんにちはー!「ふじいゼミ」講師を務めております、藤居です。
今回は、3/20に開催しました特別講義の様子をご紹介したいと思います♪

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目次

1. ふじいゼミ特別講義とは?

2. 交流分析体験〜OK牧場「I’m OK, You’re OKの考え方」

3. 「きつねのおきゃくさま」絵本を通して学ぶストロークの考え方
4. 次のステップに向けて
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1. ふじいゼミ特別講義とは?

『ふじいゼミ 特別講義』では、様々な分野でご活躍されている先生方をお招きして、講義やワークなどを通じて、お仕事や生き方についてお話を伺います。
知っているようで知らないお仕事の裏側や業界についての知見を広げ、働くことのおもしろさややりがいを学び、参加者みなさんの可能性を顧みる機会にしたいと考えています!
詳細はFacebookページをご覧ください♪
https://www.facebook.com/kyolpw/


前回の特別講義の記事はこちらです↓!

【ふじいゼミ】 難病と共に生きる働き方〜 日本患者学会 代表理事 深田雄志 先生【特別講義】
http://kyo-lpw.org/staff-blog/488


2. 交流分析体験〜OK牧場「I’m OK, You’re OKの考え方」


交流分析士インストラクターとしてご活躍されている中山瑞枝先生。
まずはどうして交流分析士を目指そうと思われたのか、その経緯についてお話を伺いました。

当時東北に住まわれていた先生は、お子さんの不登校をきっかけに、何か自分にできないかと考え、大学のサマーカレッジにご参加されました。
その講義の中で「交流分析」との出会いがあり、勉強をはじめられたとのことでした。

ここで少し「交流分析」についてご説明を。

交流分析(こうりゅうぶんせき、Transactional Analysis,TA)とは、1950年代後半に、精神科医エリック・バーン(Eric Berne)によって提唱された一つの心理学パーソナリティ理論である。人格と個人の成長と変化における体系的な心理療法の理論である。応用範囲は広く、ソーシャルワーカー、警察官、保護観察官、宗教職者などのカウンセリングで用いられる。」

(引用: wikipedia

心理療法というと難しく聞こえますが、対話をしたり一緒にワークをしながら、患者さん自身のいまの状態を知り、どうすれば改善できるかを共に考えるといった治療方法のことを指します。
「患者さんと接しながらこころの病をとりのぞく」ってことですね( ´∀`)

交流分析士を目指した経緯の中で、母親になってから今のお仕事を目指されたという中山先生の、「仕事はいつから(何歳から)でもできる(目指せる)」という言葉がとても印象的でした。


続いて、実際の交流分析体験を通して、どのような分析を行うのか学習しました。
交流分析のいくつかあるワークの中で、いま自分が自己と他者をどのような立場で評価しているか分析する「OK牧場」を実践していただきました!

「OK牧場」のワークでは、質問シートに答えることで、四つの『人生の立場』の中でいま自分がどのような状態なのかを知ることができます。

四つの『人生の立場』
【1】 I am OK ,You are OK(健康な立場「一緒にやっていく」)
【2】 I am OK , You are not OK(偏執的・被害妄想的な立場「排除する」)
【3】 I am not OK , You are OK(憂鬱な立場「逃避する」)
【4】 I am not OK , You are not OK(不毛な立場「行き止まり」)

(引用: wikipedia

OKであるとは「安心している」「愛されている」など存在を肯定するという、OKでないとは、「何をやってもダメ」「自己実現できていない」など存在を否定するということを意味します。
そして、I am OK(私はOKである)とは、「あるがままの自分を受け入れる」「自分を許す」という、You are OK(あなたはOKである)とは「人の価値を認める」「尊重する」といった立場のことを指します。
同じ質問内容でも肯定的に思えたり、否定的に捉えてしまったりという「こころのはたらき」を利用して、いまの自分の立場(こころの状態)を知るというのがこのワークの特徴といえます。

【1】の「I am OK ,You are OK」の立場が理想的ですが、その人の精神状態によって、【2】【3】【4】のどの立場にもなり得ると説明してくださいました。
人のこころの状態は、その時々や状況によって移り変わるということを意識して、まずは自分がいまどういう立場にいるのか(どんなこころの状態なのか)を知ることが大切だと感じました。


3. 「きつねのおきゃくさま」絵本を通して学ぶストロークの考え方

もう少し具体的に「I am OK ,You are OK」ということがどういうことなのかや、【2】【3】【4】の立場から【1】の立場に変わるにはどうすればよいのかを学ぶために、一冊の絵本を元に解説していただきました。

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「きつねのおきゃくさま」
作:あまん きみこ 絵:二俣 英五郎


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まわりの動物に好かれておらず、自身もまわりの動物を獲物としてしか見ていなかったきつねが、ひよことの出会いをきっかけに人生が大きく変わっていくというお話。
交流分析的には、他者の存在に攻撃的で自分の存在も否定的な【4】の立場だったきつねが、ひよこの「やさしいおにいちゃん」という言葉をきっかけに、他者の存在を尊重して自分も愛されていると感じる【1】の立場に移り変わったと分析できます。
この例ように、自身の立場が変わるには、他者との関わりが必要だということが分かります。
このような関わりを交流分析の中では、ストローク(存在を認めるはたらきかけ)と呼ばれています。
この絵本の中では、ひよこがきつねに向けて言った「やさしいおにいちゃん」という言葉がけや、きつねがひよこに振る舞ったおいしい食事などがストロークに当たります。

ここで大切なのが、ストロークを受けようとすることが重要なのではなく、ストロークは相手に与えれば与える程自分に返ってくるということを覚えておかなければなりません。
絵本の中では、ひよこに親切にしたきつねは、ひよこがきつねの誤解を解いてくれたおかげで、たくさんの動物たちと交流し感謝されるようになります。

自分がふさぎ込んでしまい否定的な立場にあるときって、どうしても他者との関わりを避けたくなりますよね。
でも、自分一人ではストロークを得ることも与えることもできません
人との関わりでできた傷は、人との関わりの中で癒やしていくしかないのだと考えました。


4. 次のステップに向けて

このように、様々な手法を使ってこころの移り変わりを理解する「交流分析」。
中山先生が所属されている日本交流分析協会関西支部さんや、京阪総合カウンセリングさんでも交流分析を学ぶことができます。
交流分析にご興味のある方は、是非ホームページを訪れてみてください♪


NPO法人 日本交流分析協会関西支部事務局
http://takan31.com/


NPO法人 京阪総合カウンセリング
http://www.npo-ksc.net/index.html


また中山先生は、社会参加に不安をもつ若者の支援というご縁で、LPWさんとの出会いがあり、現在理事として団体運営に参画されています。
一度お話を伺いたい、ご相談したいという方は、是非お問いあわせください!


NPO法人 若者と家族のライフプランを考える会
http://www.lpw-kyoto.org/


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今回もおかげさまで楽しく有意義な特別講義となりました♪
中山先生、本当にありがとうございました!

次回特別講義は5/1(火)を予定しております。
詳細が決まりましたらFacebookページにてお知らせしますので、是非チェックしてみてくださいね!!
https://www.facebook.com/kyolpw/

【ふじー】